リフォーム・リノベーションの目的
老朽化した物件では空室が埋まりにくくなるため、リフォームやリノベーションといった対策が必要となってきます。リフォームはマンション・アパート経営における支出の中でも額の大きいものなので、費用対効果を見極め、この支出をコントロールできるかどうかが賃貸経営の成否にも影響します。
リフォームの目的は、主に次の2つです。
歩留率の向上
1つ目は「歩留率の向上」です。当然のことながら、リフォームされていない物件は案内があっても申込みには繋がりにくいものです。とはいえ、物件が供給過剰となっている現代においては、ただリフォームすれば良いというわけではありません。例えばクロスの色調やエントランス等の細かい部分まで、数年以上居住する視点で物件をチェックする入居者のニーズにあう物件になるような、配慮の行き届いたリフォームが必要となるのです。
資産価値の維持・向上
2つ目は「資産価値の維持・向上」です。賃貸マンション経営では、総賃料によって物件の価値が決まるので、賃料を最大化することが大切です。そのため、資産価値の維持・向上も重要となってくるのです。賃貸マンション経営の前提は「売却」ではなく「保有」することにありますが、いつでも物件が高く売れるように保つことが基本です。
例外として、数年後に取り壊すことを前提に物件を運用しているような場合には、高額な工事費用をかけて修繕をするのは賢明とはいえません。中長期的な視点で物件の運用方針を決め、それに見合うリフォームを検討することも必要です。
